日本脳卒中協会 創立25周年記念誌
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1)市民講座 年一回 関内ホールでの公開講座を行っています。現在は、コロナ蔓延のため中断しております。2)横浜市脳卒中搬送システムの構築3)横浜市内における脳卒中発症状況調査4)パンフレットによる脳卒中予防および発症時の対応の啓発企業との共同講演会の開催を行っています。 横浜市支部の前身である横浜支部は2000年に支部の第一号として横浜市立脳卒中・神経脊椎センター 神経内科部長 畑先生を支部長として開設されました。その後畑先生が、清水市立病院へ移られ、山本が支部長拝命しました。現在は、たぐち脳神経クリニック院長の田口 博基先生を副部長になっていただきました。その後長谷川教授が聖マリアンナ医科大学の神経内科教授と着任され本支部は横浜市 支部として発足しました。 支部の活動としては2001年、脳卒中電話相談を開設しました。(月一回、土曜日、朝10時から12時)当時は、電話が鳴りやまず、多い時には20件の相談を受けていました。その後各地に支部が開設され、次第に件数も減り、一日1〜2件となり、相談なしの日もあり、閉鎖させていただきました。聖マリアンナ医科大学に赴任された長谷川教授の協力を得て、2009年健康福祉局・消防局および市内病院の協力の下、脳卒中救急患者搬送システムを構築しました(参加病院は31病院)。 事務局  横浜市医療局医療政策部医療政策課救急・災害医療担当 会 議  幹事病院による協議会(年2回)      参加医療機関全体による総会(年1回)救急隊が症状から脳卒中を疑っての搬送件数は、2010年は、4907例、2020年は12786例になっております。血栓回収療法治療報告も2017年より始まり、2017年は312件、2020年には587件となりました。その評価および改善のため3者の合同会議を開催しております。救急搬送患者の脳血管疾患救急医療体制実態調査を行っています。これは、2週間に救急搬送した、全患者中、脳卒中患者が占める割合を調査するもので、これまでに2回調査した。しかし、COVID-19   まん延後市民講座などは中止しております。            新潟県支部は、当時、新潟大学脳研究所神経内科学分野教授の西澤正豊先生を支部長として、2008年度に設立されました。 2009年に、講師として当時理事長の山口武典先生(国立循環器病センター名誉総長)を迎え、支部設立記念として「新潟脳卒中シンポジウム」を開催しました。以後は、「ストップ!NO卒中」キャンペーンや県内各地での市民公開講座、PSLS/ISLSコースの開催など一般市民や医療従事者を対象とした啓発活動を行なってきました。 新潟県には上越、中越、下越という3つのエリアがありますが、各地区の基幹病院に専門医を配置し,24時間いつでも血栓回収療法が可能な体制が構築されています。 2016年、新潟大学脳研究所脳神経外科学分野教授の藤井幸彦先生が2代目支部長に就任されました。横浜市支部 支部長 山本 正博(事務局)

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