日本脳卒中協会 創立25周年記念誌
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 2021年1月より北海道支部の支部長を務めさせていただいております北海道大学脳神経外科の藤村より協会創立25周年にあたりましてこれまでの北海道支部のあゆみと現状について報告させていただきます。 北海道支部の歴史は2003年にさかのぼります。日本脳卒中協会会長 山口武典先生(国立循環器病センター名誉総長)から北海道脳卒中研究会代表世話人 宝金清博先生(現北海道大学総長)に支部開設の打診をいただいたことをうけて、2003年8月8日札幌支部として開設され、2003年9月1日「北海道支部」への名称変更にて創始されました。当初よりrt-PA静注療法を中心とした急性期治療、脳卒中予防と家族支援をテーマとした公開市民シンポジウムを中心に活発な活動を展開しました。創設3年目の2006年5月28日には日本脳卒中協会共催のもと、日露脳卒中シンポジウムが中山太郎会長(日露医学医療交流財団理事長)により札幌コンベンションセンターで開催されました。最近では医療従事者も対象とした支部講演会を継続してきましたが新型コロナウイルスの広がりにより年一度程度のWEB講演会にまで活動の縮小を一時期余儀なくされていました。 そのような困難な状況の中、2022年は6月に脳卒中患者家族会の皆様のご支援のもとに「もやもや病全国多会場同時市民公開講座」を全国多会場とリモート形式で行い、直近では支部講演会(8月24日)と北海道循環器病対策推進計画に基づく第一回循環器病住民講演会(10月15日)をそれぞれ主催予定です。世界脳卒中デー(10月29日)の札幌テレビ塔ライトアップとも併せて北海道支部も活況を取り戻してきております。引き続き皆様のご支援、ご指導をどうぞよろしくお願い申し上げます。北海道支部 支部長 藤村 幹北海道支部 藤村幹(右)事務局 長内俊也先生(左)第一回循環器病住民講演会各支部の紹介

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