一般社団法人 スマートヘルスケア協会代表理事 岡崎 光洋第一三共株式会社塚田 純也薬局内での心電図測定 「薬局を介した地域住民の脳卒中予防、心臓病その他の循環器病の予防」活動を推進するため、薬局を訪れる地域住民に心電図の自己測定によるリスクチェックを気付きを産む機会として、病気の早期発見、病識育成、高血圧治療患者のアドヒアランス向上のための薬識育成を目指し、取り組みを進めます。 健康応援スポット https://kenspo.site/ 日本脳卒中協会創立25周年、おめでとうございます。 第一三共株式会社は、企業理念として「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」をパーパス(存在意義)、「革新的医薬品を継続的に創出し、多様な医療ニーズに応える医薬品を提供する」をミッションとしております。 脳卒中はその発症予防と、既に発症した患者さんとその家族を支援し再発を予防することが非常に重要であることから、日本脳卒中協会様との協同事業を通じて脳卒中に関する正しい知識の普及及び疾患啓発を行うことは企業活動としても極めて重要であると考えております。 当社と日本脳卒中協会様とのこれまでの協同事業として、主に一般市民の皆様への啓発活動と、薬剤師の先生方を対象としたアドヒアランス向上に関する学術講演会を開催して参りました。 一般市民の皆様への啓発活動としては、・心房細動の疾患啓発の為、心房細動週間におけるポスター、患者さんへの配布用チラシを全国の医療機関へ提供・心房細動早期発見による脳卒中予防の啓発の為、心房細動早期発見と検脈の重要性、および検脈の実施方法についてポスターと資材(検脈推奨eコンテンツ)を作成し、医療機関に提供・脳卒中発症患者さんの重篤化回避の為、脳卒中発症時の早急な対応に関する指導箋を作成し医療機関に提供・心房細動に関する正しい知識の普及の為、日本脳卒中協会様に総監修をいただいた「教えて!心房細動.com」を制作・運営 薬剤師の先生方を対象としたアドヒアランスに関する学術講演会は2017年から2019年まで行い、患者さんのアドヒアランス向上を支援して参りました。 第一三共株式会社は、これからも日本脳卒中協会様との協同事業を通じ、脳卒中の正しい知識の普及と疾患啓発に取り組む所存です。心房細動のリスクを薬局で早期発見!地域住民への心房細動に関する啓発と心電図測定による脳卒中予防の取り組み スマートヘルスケア協会(SHCA)は、2021年度より日本脳卒中協会と事業提携し、「薬局を介した地域住民の脳卒中予防、心臓病その他の循環器病の予防」に関わる啓発活動を推進しています。 近年薬局は、法制度の改正に伴って地域住民の健康意識を高めると共に健康寿命の延伸に貢献していくため、「健康サポート」機能を備えることが進められています。2019年12月に『健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法』が施行されました。そして循環器病の予防、循環器病を発症した疑いがある場合には迅速かつ適切な対応の重要性に関して、地域住民の理解と関心を深める事が期待されていることから、この活動を広めていくために地域住民が立ち寄る機会が多い薬局が活躍すべきだと考えます。 当会は、「地域住民の健康サポート」を目的として、健康サポートサービスの提案をすると共に、健康に関するセルフチェックサービスを提供する施設「けんスポ(健康応援スポット)」であることを示す認証制度を提供し、薬局やドラッグストアの薬剤師やスタッフの育成に務めています。また年間を通して、「店頭でできる脳卒中予防の取組」について、オンラインセミナー、シンポジウムを開催しています。
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