日本脳卒中協会 常務理事 橋本 洋一郎日本脳卒中協会 専務理事・事務局長 竹川 英宏2502001501005002006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 日本脳卒中協会は国民のみなさんに正しく脳卒中について知っていただき、脳卒中患者さんやご家族が抱えている悩みごとなどを解決するため、協会設立初年度から「脳卒中なんでも電話相談」を行っています。開始当初は本部の大阪で電話とFAXで相談に乗っていましたが、現在では46都道府県と2政令指定都市にある支部のうち、31支部で相談事業を行っており、一部の支部および本部では電子メールの相談にも対応しています。このため「脳卒中なんでも相談」と名称が変わりました。 相談には脳卒中を専門とする医師はもちろん、看護師、保健師、ソーシャルワーカーなど多職種が対応しており、脳卒中の予防、一般的な治療などに関するご相談を受けています。困りごとがありましたら、是非お住まいの地域に近い支部の窓口にお気軽にご相談ください。 各支部で市民向けの市民公開講座、かかりつけ医向けの教育セミナー、あるいは救急隊向けのセミナーが行なわれてきました。図に支部における医療従事者向けの講座の開催数の推移を示します。 ファイザー株式会社との協同事業である「ストップ! NO卒中プロジェクト」(脳卒中撲滅を目指して)の支部講演会が 2008年から開始されました。それに引き続き、サノフィ株式会社との「NO梗塞NOリターン」、バイエル株式会社との協同事業の心房細動脳梗塞予防プロジェクト「CARE-AF」「TASK-AF」、大塚製薬株式会社との脳卒中地域医療連携プロジェクト「SCRUM」(脳卒中再発予防のための治療継続を目指して)、三井住友海上あいおい生命保険株式会社との協同事業「脳卒中プロジェクト」等で、支部で共催で市民公開講座や医療従事者向けのセミナーや講演会が行われるようになり、脳卒中啓発には多大な貢献をして頂けたと思っています。 最近開催数が減少傾向になっていましたが、新型コロナ感染症でさらに減っています。新型コロナ感染症が落ち着きましたら、各支部で医療従事者向けの教育セミナーを積極的に開催いただければと願っています。脳卒中なんでも電話相談支部の教育セミナー支部における医療従事者向け講座の推移相談事業 医療従事者教育事業
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