0福岡県支部長 ホームページ委員長 岡田 靖日本脳卒中協会 常務理事 橋本 洋一郎 公益社団法人ACジャパンの支援キャンペーンを通じた広報は、2006〜2015年度の間に合計8年間にわたってテレビ、新聞・雑誌、ラジオなどを通じて行われてきました。脳卒中の症状と発症時の対応を広く分かりやすく周知することがこの広報の主な目的の一つです。毎年デザインが変わりましたが、特に2010年度のイビチャ・オシム元サッカー日本代表監督が登場した広告は、今も多くの人々の記憶に残っています。また2011年には東日本大震災で広告の自粛が相次ぐ中で、これが頻繁に放送され、脳卒中発症時の救急車要請の全国的周知に一定の効果があったと思われます。このキャンペーンには多額の費用が必要で長期に続けることが困難であり、現在は脳卒中月間の新聞/WEB広告、行政との連携による世界脳卒中デーのライトアップや企業との協同事業による広報などを行っています。聞紙上に掲載し、講演録(採録)をインターネットホームページに掲載していました。 2000年5月20日に日本脳卒中協会の第3回市民シンポジウムが当時九州大学教授の藤島正敏先生のお世話で福岡市で開催されました。このときに事務的なお手伝いをさせていただき、それをきっかけとして熊本県支部が2001年に開設されました。熊本県支部も九州新幹線全開通の2011年に熊本市民会館で開催させていただきました。支部による市民公開講座が全国的に開催されるようになったため、「脳卒中市民シンポジウム」は2016年を最後に終了となりました。 支部における市民公開講座の推移を示します。新型コロナウイルス蔓延の 2020年からは激減していますが、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら元に戻ると期待しています。100806040202005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 1997年5月31日に設立記念国際シンポジウムが大阪にて開催され、私も参加させて頂きました。1998年から都道府県を変えて、一般市民、脳卒中患者・家族、医療従事者を対象に全国規模の「脳卒中市民シンポジウム」を毎年1回開催し、脳卒中患者による脳卒中体験講演、脳卒中の予防・治療に関する講演、脳卒中医療の専門家による脳卒中対策の問題点に関するパネルディスカッションを行なっていました。開催後は全国に普及するべく、その講演要約を新市民シンポジウム、支部による各地の市民講座ブレイン・アタック キャンペーン支部における市民公開講座の推移
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